Pokemon of the Week 73: Dodrio

Dodrioの名前の由来・設定考察

色々なポケモンのファンがいますね。
800もいるのにそれぞれ人気なのが素敵です。

Dodrio
“An odd species that is rarely found. The three heads respectively represent joy, sadness, and anger.”

Pokemon Fire Red Version

翻訳・解説は “続きを読む” から!



概要

初代のポケモン、ドードリオです。

初代から多用されたタイプ、ノーマル・飛行の一角ですが、ネタには欠かない印象です。

そらをとぶを習得することは特に長年の謎です。

習得者が限られ、リザードンやゴルバットも習得できなかった初代から、しっかり対応済みでした。

ポケモンスタジアムでは、4倍速でのプレイができるドードリオのゲームボーイなるものも存在します。

地味に登場作品も多く、BW2と(U)SM以外では単独入手できたりします。


名前の由来

Dodrio (Triple Bird Pokemon)

Dodo “ドードー” + Trio “トリオ” と思われます。

おそらく dodo が畳語のようになっていることからの進化前、そしてさらに増えてトリオなのでしょう。

英語名ではドードーに上手いスペルが当てられていますが、日本語版で最初から意図されていたものかは不明です。

ドードー鳥

現実のドードーは、モーリシャスに生息していた1m程度の大きさの鳥です。

飛べない鳥ですが、生物学的にはハトと近い種らしいです。

天敵のいない島に生きていたために外来種である人間への警戒が薄く、船乗りの食料にされて絶滅したとも言われています。

人間の狩りだけではなく、連れ込まれた他の動物との生存競争も、その絶滅を後押ししたようです。

犬や猿、豚などによって住処を荒らされたり、食料を奪い合うことになったということです。

あるいは人間が来る前から天災で数を減らしていたという説もありますが、止めを刺したのが人間の到来であることは否定できなそうです。


図鑑説明と設定

“An odd species that is rarely found. The three heads respectively represent joy, sadness, and anger.”

“滅多に見つからない、奇妙な生物種。3つの頭はそれぞれ、喜び、悲しみ、怒りを表す。”

rarely “滅多に-ない” は準否定語です。

not などを伴わずとも、否定的な意味を表します。

odd species と言っても、ポケモン全てがかなり奇妙に思われるのですが…

喜怒哀楽

「それぞれの頭が違う感情」という阿修羅像のような説明が初めて図鑑に見られるのは第三世代です。

それまでは、3つの情報処理能力を持つ頭の良い生物という説明が割と多めです。

さて、人間の感情と言うと、喜怒哀楽、という言葉で表されることが多いです。

これは、『中庸』に由来する表現になっています。

喜怒哀楽之未発、謂之中
(喜怒哀楽の未だ発せざる、これを中と謂う)


発而皆中節、謂之和
(発して皆節に中る、これを和と謂う)

特定の感情を抱いていない状態を「中」と呼び、抱いているが制御できている状態を「和」と言う。

この「中」や「和」の状態を保ちましょう、というのが『中庸』に書かれていることのようです。

喜怒哀楽それぞれの内容については、どうやら詳しくは述べられていないようですね。(通読していないので不確実ですが)

「喜」と「楽」、どう違う?

気になるのが、「喜」と「楽」の違いです。

このポケモンでもこれらのどちらかが省略されているようですし、区別できないとの意見も多いように見えます。

検索して出てくる内容は、「喜」は内的要因(自分の為すことに対して)、

「楽」は外的要因(他者の行いや出来事に対して)との指摘です。

言われても今ひとつ想像がつきません。私の感受性が低いのでしょうか。

参考として、こちらの英語訳では
喜:Joy
怒:Anger
哀:Sorrow
楽:Pleasure としています。

そもそも、『中庸』自体で詳しく述べられていない以上、「明確な定義はない」とするのが良いのかもしれません。

人間の諸々の感情、という意味で用いられたのが元であり、それに留まっている以上、元々どんな意味の違いがあったのかを議論すること自体が不毛なのかもしれません。

原典に当たってみると、実は些細な問題であることは往往にしてあるように思われます。


さて、今週はポケモンの指定を受けて書いてみました。

私一人の選択では偏るので、リクエストはありがたかったりもします。

何かありましたら、コメント欄、Twitter、お待ちしております。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Wikipedia
『中庸』の書き下し文と現代語訳
A. M. Muller. translation The Doctrine of the Mean 中庸

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