Goodraの名前の由来・設定考察
単純にボックスのスペースが足りないのでそろそろホーム解禁してもらわないと
Hisuian Goodra
Pokemon Legends: Arceus
“Able to freely control the hardness of its metallic shell. It loathes solitude and is extremely clingy—it will fume and run riot if those dearest to it ever leave its side.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第六世代で登場したヌメルゴンの、ヒスイのすがたです。
単ドラゴンだった原種と異なり鋼/竜複合になっており、鋼としても竜としても特異な性質を持ちます。
ドラゴンとしては鋼複合により元の弱点が全て相殺されており、氷・妖にどちらかというと有利にすらなります。
鋼としてはドラゴン部分が機能して、炎や氷、毒などの異常な技範囲を持ちます。
専用技のたてこもるは防御上昇に回避効果が付属した、『LEGENDS』屈指の強力な技の1つでした。
名前の由来
Hisuian Goodra (Shell Bunker Pokemon)
Gooey “ねばつく” + Dragon “ドラゴン” と思われます。
そのままですね。
原種はさらに Dragon Pokemon という分類だったので身も蓋もないです。
Shell Bunker “殻の壕” となるこちらは、その名が示すように体を全て尻尾の殻に収納することができます。
かなり無理がありそうに見えますが、おそらく骨格などの制限を受けない軟体であることが進化前から変わっていないのでしょう。
図鑑説明と設定
“Able to freely control the hardness of its metallic shell. It loathes solitude and is extremely clingy—it will fume and run riot if those dearest to it ever leave its side.”
“金属質の殻の硬さを自在に制御することができる。孤独を嫌い極めてしつこく、大切な者が側を離れようものなら怒り狂う。”
clingy は「べったりと張り付く」ということで、物理的に纏わりつく性質も、精神的なものも両方表します。
日本語に綺麗に訳せない、かなりちょうどいい英語という感じです。
600族にしてはカイリューと並び原種からかなりの穏健派ではありますが、知能があまり高くないらしく怒ると制御ができないのが不気味でもあります。
北海道と水銀
原種では黄色や緑だった粘液は、こちらでは銀色に変化しています。
殻が金属質であると明言されていることからも、この液体は水銀をモチーフにしていると思われます。
北海道には多くの水銀鉱床が存在し、特にイトムカ鉱山が産地の代表例となります。
ヒスイ種のほとんどに土地の要素が絡んでいることを考えると、ほぼこのモチーフは確定と見ていいはずです。
水銀は地球上の常温で唯一液体となる金属で、多くの金属を溶かして混合物となる性質を持ちます。
英語では mercury や quicksilver などと呼ばれます。
この場合の quick- は、quicksand “流砂” と同様に、「生きている」という元々の意味で使われています。
その特異な性質から呪術的な興味も持たれやすく、中国で不死の薬として服用された、エジプトのピラミッドから大量に発見されたなどの歴史があります。
また、錬金術においても、全ての金属の素であると考えられたことがあるそうです。
工業的な用途も多いものの、その性質の多くがわかってからは、生物にとって極めて有害であると危険視されている物質でもあります。
日本でも、公害問題の代表例となる水俣病が水銀を原因として起きた事件です。
現在では、体温計などの水銀を含む可能性のある廃棄物の取り扱いも含め厳しく規制されています。
なお、水銀は比重が大きく、持ち上げてみると見た目の5倍ほど重く感じます。
さて、今週のポケモンはヒスイヌメルゴンでした。
ポケモンバンク終了と同時にホーム対応があり得るかと思いましたが、そうはなりませんでした。
今週を逃すと4月後半から5月にもなりそうなので、勘弁してほしいです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。