Pokemon of the Week 332: Sylveon

Sylveonの名前の由来・設定考察

まあその線もあるかなという方向性で来ましたね

Sylveon
“It sends a soothing aura from its ribbonlike feelers to calm fights.”

Pokemon X

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第六世代で登場した、ニンフィアです。

フェアリータイプとともに追加された最新のイーブイ系列ですが、これでももう10年物です。

他タイプの技の乏しさを抱えるものの、フェアリースキンに適用対象の威力を上げる隠し効果があることが判明してからは対戦でも活躍してきました。

中でも音技のハイパーボイスを一致補正前120を超える威力で使うことができたことから、みがわりを使う一部戦法を自動的に対策できていました。

7世代以降はフェアリースキンの威力上昇が明文化される一方で弱体化され、また、現在ではメガシンカ除外により唯一の同特性保持者となっています。


名前の由来

Sylveon (Intertwining Pokemon)

Sylph “風の精” + -eon “(イーブイ系の接尾辞)” と思われます。

ph が v に変化しているのは life/lives のような変化と同様なのでしょうが、この変化自体の適用範囲がやや謎です。

roofs に見られるようにこの変化が適用されない語も複数あります。

肝心の sylph も複数形は sylphs だそうで、ここでの変化は特例的に思えます。

もしかすると現代英語でも音の構造によって統一的説明があるのかもしれませんが、歴史変化も絡んでいる気はします。

特に、語末の無声音が有声化する(というか、有声音が語末で無声化する)というのがドイツ語的なので、古い規則の名残なような印象があります。


図鑑説明と設定

“It sends a soothing aura from its ribbonlike feelers to calm fights.”

“リボンのような触覚から心を鎮める気を発し、争いを収める。”

作品によって図鑑の長さには差がありますが、『XY』はかなり短いですね。

言えることというと soothe という語は Soothing Bell “やすらぎのすず” でも使われていますね、くらいでしょうか。

本文でいうことがないので特性の側に話を移すと、フェアリースキンの英語名は Pixilate です。

pixelate “ピクセル化する” の異なるスペルとして存在するものだそうです。

ただ、ここでは pixel ではなく pixy を元として「妖精化する」という意味ですね。

そもそも日本語の「スキン」がかなり解釈に苦しむというのもあってか、類似の特性はいずれも別の英語名を与えられています。

元祖であるノーマルスキンは Normalize “標準化する” であり、割と秀逸です。


さて、今週のポケモンはニンフィアでした。

なぜか『XY』伝説が排除されていたり、過剰に『BW』要素が消費されていたりとZの気配はありました。

カロスは舞台がパリで伝説が北欧という謎の土地ですが、『LEGENDS』はどちらに振るのか気になりますね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia

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