Pokemon of the Week 372: Bruxish

Bruxishの名前の由来・設定考察

このポケモン、覚えてますか

Bruxish
“Its skin is thick enough to fend off Mareanie’s spikes. With its robust teeth, Bruxish crunches up the spikes and eats them.”

Pokemon Ultra Moon

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第七世代で登場した、ハギギシリです。

水/超で物理型、専用特性のビビッドボディは先制技を受け付けないと個性的なポケモンではあります。

しかし、中盤以降の釣りや広い海での遭遇のため、目にする機会という面でかなり損をしていそうです。

専用特性の他に準専用だったと言える技・サイコファングも持っていました。

現在では習得者がかなり増加し、貴重なエスパー物理技として(主にエスパー以外が)活用しています。


名前の由来

Bruxish (Gnash Teeth Pokemon)

Bruxism “歯軋り” + Fish “魚” と思われます。

ギリシア語由来で、どうも他に同源の英語が見当たらないのが耳慣れない理由でしょうか。

分類名の gnash も同様に「歯軋りする」という語です。

日本語の方は魚の種類まで言及する「歯軋り」+「カワハギ」ですね。

後述しますが、モチーフの魚はカワハギの仲間のようなので綺麗に回収できています。


図鑑説明と設定

“Its skin is thick enough to fend off Mareanie’s spikes. With its robust teeth, Bruxish crunches up the spikes and eats them.”

“表皮はヒドイデの棘を避けるのにも十分に厚い。頑強な歯で、ハギギシリは彼らの棘を噛み砕いて食べる。”

サニーゴを捕食するヒドイデを狙う上位捕食者です。

生態系が記述されているのは第七世代の特徴ですね。

第二特性としてがんじょうあごを持っており、Crunch “かみくだく” も対象です。

このポケモンのモチーフは、タスキモンガラと思われます。

ハワイの州の魚、humuhumunukunukuapua’a として知られています。

そのあまりにも個性的な名前は、「ブタのような鳴き声のカワハギ」という意味らしいです。

名前の通り特徴的な音を立てることで知られており、縄張りの主張や外敵への威嚇に役立っていると言われています。

食事の際は軋むような音を出すとのことなので、ハギギシリの特徴はここから取られていると思われます。

雑食らしく、藻類なども食べるものの歯は甲殻類を食べられるほどに頑丈です。

間違いなくハワイを代表する魚の1つなので、近年の世代に多い、舞台の元となる地域を反映したポケモンの一種といえます。


さて、今週のポケモンはハギギシリでした。

中盤以降の登場で無進化だと印象に残る機会が少ないですね。

蓋を開けてみるとかなり個性の目立つポケモンではあるのですが……

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia
Online Etymology Dictionary

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