Pokemon of the Week 277: Bombirdier

Bombirdierの名前の由来・設定考察

その巨大な岩はどこから来たんですかね

Bombirdier
“It gathers things up in an apron made from shed feathers added to the Pokémon’s chest feathers, then drops those things from high places for fun.”

Pokemon Scarlet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第九世代で登場した、オトシドリです。

妙に種類が多く感じられるパルデアの鳥ポケモンの一種で、悪/飛行の複合です。

ストーリーで戦うことになるヌシの一体でもあり、道中に巨大な落石を発生させて到達を妨害します。

岩技を多く習得するのが特徴で、物理岩技はもちろん、ステルスロックやパワージェムまで習得します。

夢特性は固有のいわはこびで、ダダリンのはがねつかいと類似した、岩技を1.5倍の実質一致相当で使えるようになるものです。


名前の由来

Bombirdier (Item Drop Pokemon)

Bombardier “爆撃手” + Bird “鳥” と思われます。

上空から攻撃する生態を示した名前ですね。

専用特性のいわはこびも、Rocky Payload “岩の弾頭” と、岩を爆弾として利用していることが英語版では反映されています。

スペイン内戦で使われた爆撃機に Fiat BR.20 Cicogna というものがあり、それをイメージしているとも言われています。

イタリア製の爆撃機で、cicogna はイタリア語で「コウノトリ」だそうです。

コウノトリといえば赤子を運んでくるという伝承があり、オトシドリにも「エプロン」と表現される部分がある通りその性質も混ざっていそうです。

それを爆撃機の方に寄せてきたのは、意外性のあるデザインです。

ポケモン総数も1,000を超え、幼体/卵を運ぶ種にも、ガルーラ、ラッキー、ドラパルト、ペリッパーなどと複数のものが出てきています。

その辺りと被らないようにという、今だからこその理由もあるのかもしれません。


図鑑説明と設定

“It gathers things up in an apron made from shed feathers added to the Pokémon’s chest feathers, then drops those things from high places for fun.”

“このポケモンの胸の羽毛に取り付けた、抜け落ちた羽で作った前掛けに物を集め、それらを面白がって高所から落とす。”

普通に人的被害が出そうな生態をしています。

デカヌチャンもそうですが、パルデアのポケモンは岩を軽々しく飛ばし過ぎではないでしょうか。

爆撃機という近代兵器に対して、投石という旧い(が、現代でも強力な)攻撃方法なのも味はあります。

本来のサイズ(1.5m)的に、一応元々はそこまで大きなものは落とせないのでしょうか。

落下したときの音を聞いて楽しむとのことなので、そこまで加速度のつく高さからも落とさなそうではあります。

人間の性能も大概な世界だからこそセーフなのかもしれませんが、野良でいるにしては危険生物すぎますね。

岩を落として音を鳴らすとしたら、人間の作った木造建築や車両の天井を破ると良さそうです。

これは害鳥。


さて、今週のポケモンはオトシドリでした。

日本語名微妙なものは英語名が良いものがやはり多いんですよね。

もしかして、日本語名ベースだと英語名も微妙と思われているのでしょうか。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia

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