Pokemon of the Week 22: Cryogonal

Cryogonalの名前の由来・設定考察

毎週1匹のポケモンの英語名と設定を考察・解説するPokemon of the Week、
本格的に春になってきた今週はこのポケモンです。

Cryogonal

“When its body temperature goes up, it turns into steam and vanishes. When its temperature lowers, it returns to ice.”

翻訳・解説は “続きを読む” から!




概要

フリージオです。
希望の花…

野生で出現するのがBW(2)とXYのみ、それも限られた地域に低確率で登場する超地味なレアポケモンです。
初登場のBWでは冬以外、ちょっと信じられないレベルの出現率だった気がします。

地味ですが私はかなり好きなポケモンなので推したいです。
H80 D135 S105 で浮遊、両壁と一撃必殺、自己再生にフリーズドライ、自主退場技もあるのです。
強く見えてきませんか?(単氷から目を逸らす)


図鑑説明と設定

“体温が上がると、フリージオは水蒸気に変化して姿を消す。体温が下がると、氷に戻る。”

もはやこれは…生物なのでしょうか?

内臓がどうなっているのか、消えている間のエネルギー補給はどうしているのかと、大変謎なポケモンです。

消えるっていうならゴーストつけて…
単氷はもうやめて…

ターンが回ってくる

英文について言うことといえば、注目は turn into “-になる” です。

turn “回る” といのが一番メジャーな訳語かもしれませんが、意味のニュアンスとしては「円卓が回って他のものが現れる」です。

自分が turn right すれば別の景色が現れますし、ゲームでは順番に turn が回ってくるわけです。
leaves turn red と言えば葉が赤い状態になる、紅葉するということです。

このように、「切り替わり」の意味を含む「回る」が turn になります。
スイッチを turn on / off するのも状態の変化ですね。

一方で、継続的に同じものが回り続けるのが spin です。
コマが回ったりするのや、フィギュアスケートの「スピン」など。


名前の由来

crystal “結晶” + hexagonal “六角形の” と考えられます。

ここでは、化学的な結晶の意味を主としつつ、crystalが氷を意味する言葉から来ていることも取り入れられていると思われます。
crystalについて詳しくはスイクンの記事参照です。

hexagonalの前半部分は完全に消失していますが、姿形からこの単語を修復しました。
単語ではなく形態素(意味を持つ部分)で考えるなら、-gon (-角形) + al (名詞を形容詞化)になります。

日本語の名前は、freeze “凍る” + geometric “幾何学的な” と思われます。
英語名とだいたい意味的には同じですね。

フリージアという花と名前が似ていますが、春の始まりから咲く花、ということ以外に関連性が見出せませんでした。
英語名にも見当たらないのでおそらく偶然の一致です。

日本人留学生は数学ができる?

さて、名前に図形が出てきたところで、数学と英語に話を移したいと思います。

「日本の学校の数学は難しい。だから、日本人が高校などで海外留学すると、すごく数学のできる生徒になる。」なんて言われることがあります。

果たしてそうでしょうか?
という訳で、数学の問題を英語で見てみましょう。

A small college has 2546 students in 1994 and 2702 students in 1996. Assume that the enrollment follows a linear growth pattern. Let t = 0 correspond to 1990 and let y(t) represent the enrollment in year t.

  1. Assume that y(t) is linear. Using the data given, find the slope of y(t).
  2. What does the slope of y(t) signify in terms of enrollment growth?
  3. Find an equation for y(t) and use it predict the enrollment of the college in 1999.

(Oregon State Universityより引用)

とても簡単な一次関数の問題ですね!
学習する時期で言うと、中学1年生になるはずです。

これを苦もなく読んで、記述問題の2.の答え方にも自信がある、という方はあまりいないのではないでしょうか?
それこそ、留学や海外就学の経験がないと難しいのではないかと思います。

こんなこと覚えても将来使わないだろう!とは教師に反抗する常套句ですが、ある意味ではそうかもしれません。
私を含めて、既に学校教育を修了している人はもう一生、一次関数の解法の話などしない可能性すらあります。

しかし、ネイティブなら小中学校で習うようなことを(日本語で知っていても)言えないのは悔しいものです。
そういった理由で、色々な分野の語彙を知っておきたいのは私だけではないのではないでしょうか。

言おうとしてみると言えないもの、読もうとしてみると読めないもの、一つずつ無くしていきたいですね。

ちなみに、上記問題の解答については引用元のサイトに載っていますので、ここでは割愛させて頂きます。
一応、日本語訳(意訳)だけ載せておきます。

ある大学の学生数は、1994年には2546人、1996年には2702人である。在籍者数は一定の割合で直線的に増えていくと仮定しなさい。1990年をt = 0とし、y(t)を使ってt年の学生数を表しなさい。

  1. y(t)を一次関数とします。データから、y(t)の傾きを求めなさい。
  2. y(t)の傾きは、学生数の増加において何に対応するか。
  3. y(t)の式を求めて、1999年の学生数を予測しなさい。

さて、今回は、幾何学的な姿をした謎のポケモン、フリージオを扱いました。

なかなか、英語で行われる学校の授業に接する機会はないですよね…
問題文での「お約束」みたいなものに慣れるまでは、たとえ日本人に本当に数学の力があったとしても難しいということだと思います。

動点Pって何者だよ。仲間のQも連れてくるのほんとやめて。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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