Pokemon of the Week 97: Houndoom

Houndoomの名前の由来・設定考察

Q. 犬によく襲われるんですがなぜでしょう
A. 骨に見えるのでは?

Houndoom
“Long ago, people imagined its eerie howls to be the call of the grim reaper.”

Pokemon Diamond Version

翻訳・解説は “続きを読む” から。

概要

第二世代、金銀で登場したヘルガーです。

初登場の悪タイプで、当時唯一「悪タイプのまま進化した」ポケモンでした。

追加タイプは特殊進化やED後でしか手に入らなかったりと、かなりレアな扱いを受けていました。

XYからはメガを獲得しましたが、他の強力なメガ枠に押されて採用率は高くなりませんでした。

なお、それ以降、ライボルトと世代を超えてほんのり対の扱いを受けるようになっています。


名前の由来

Houndoom (Dark Pokemon)

Hound “猟犬” + Doom “凶運” と思われます。

hound はドイツ語の Hund “犬” に見られるように、ゲルマン語系で元々「犬」を表した単語と思われます。

後から入ってきた dog が元の単語を追い出して意味を狭めたようなのですが、dog がどこから来たのかは謎のようです。

どうも「犬」は出自が不明な場合が多く、スペイン語や、スラブ系の言語でもどこから来たのか分からない語が使われているらしいです。

後から来た語によって意味が狭められる例としては、starve “餓死する” (ドイツ語 sterben “死ぬ”)と die “死ぬ” などが他にあります。

文化的も絡みますが、日本語の「着物」「洋服」も近いかもしれません。

日本語名について

一方の日本語は、Hell “地獄” を共通認識として、後半部分に諸説あります。

「ガー」を犬の鳴き声、としているところもあるのですが、主観になりますが日本語話者として微妙に感じられます。

個人的には番犬の意で Hell Guardian と解釈していました。

英語だと watchdog もしくは guard dog です。

一方、レオンベルガーという大型犬がいるようで、それが由来として挙げられることがあります。

毛が長く、温和ということで見た目や性格は少し離れますが、大型犬という意味でこれもかなり説得力があります。

なお、ドイツのレオンベルク産の犬、の意味です。

ドイツ語は -er を付けることで地名を形容詞化することができます。

ウインナーコーヒー/ソーセージの Wiener や、Hamburger (ハンブルク風ステーキ→ハンバーガー)と同様です。


図鑑説明と設定

“Long ago, people imagined its eerie howls to be the call of the grim reaper.”

“遠い昔、人々はヘルガーの不気味な遠吠えを死神の呼び声だと想像していた。”

定冠詞付きの the grim reaper が「死神」です。

the Death と直接的な表現もありますが一種の婉曲表現ではないでしょうか。

鎌を持った死神のイメージは14世紀のペストの流行時から現れたらしいです。

命を刈り取っていく者、という象徴的なイメージであって、別にそれで何かをするということではないです。

天秤と言えば裁き、車輪と言えば運命、のような宗教的象徴性の一つかと思います。

なお、war scythe “戦鎌” という武器がありますが、形はほぼ槍です。

大鎌はやはり武器としてかなり使いづらいと思います……


やってませんが今週はポケマスに登場するポケモンから選びました。

物騒な言葉が多い記事になり、Googleに怒られないか心配しています。

botの言葉狩りは怖いですからね……

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
みんなの犬図鑑
ネタポケまとめ改@wiki
Online Etymology Dictionary
Encyclopædia Britannica
Wikipedia Death (personification) War scythe

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