毎週一匹のポケモンの英語名と図鑑説明を解説するPokemon of the Week、
第3回はアニポケ1,000回記念回で登場したこのポケモンです。
Silvally
“Although its name was Type: Null at first, the boy who evolved it into this form gave it the name by which it is now known.”
翻訳・解説は”続きを読む”から!
日本語名はシルヴァディ、英語名とは微妙に異なっています。
異次元からの脅威であるUB、ウルトラビーストに対抗するために開発された人工のポケモンです。
サン・ムーンのゲームでもアニメでも、進化前タイプ:ヌルの名前や姿と共に強烈なインパクトを残しているのではないでしょうか。
英語版での名前はSilver “銀”とAlly “盟友”の組み合わせです。
日本語ではSilverとBuddy “相棒”なので、少しだけ由来が違います。
派生系Alliance “同盟”も含めて「共に戦う者」というイメージがするAllyに対して、Buddyは人生を共にする相棒という感じがします。
日本語、英語、甲乙つけがたいネーミングです。
図鑑の説明文にはトレーナー、グラジオとのエピソードが描かれています。
“元々の名前はタイプ:ヌルであったが、このポケモンを初めてこの姿に進化させた少年が、現在知られている名前を与えた。”
人工的に作り出され、タイプ:フルの失敗作として斜線を引かれたヌルが、仲間との絆によって進化し「相棒」の名前を与えられた。
こちらはムーン版の説明ですが、サンの説明も感動的なので機会があればぜひお読みください。
ちなみにこのSilvally、タイプを変化させた状態には別の説明文があります。
Silvally
“It destroyed its own control mask. It has become capable of changing its type by equipping special memories.”
“自らの力で制御マスクを破壊した。特殊なメモリを装備することによってタイプを変化させることができるようになった。”
Capable of -ing “-できる”が高校レベルの熟語でしょうか。
Equip “装備する”は、ちょっとおしゃれなRPGなどでメニューの”装備”にEquipとかEquipmentと書かれていることが多いように思います。
このタイプ変化を可能にする特性、英語版だとRKS Systemという名前がついています。
文字にすると全く意味がわからないですが、声に出してみるとタイプ:フルの開発モデルとなった伝説のポケモン、Arceusの発音になるようです。
日本語版の”アルセウス”とも読めそうなスペルですが、どうやら英語版の正しい読みは違うようです。
このことを踏まえると、日本語版の”ARシステム”もAugumented Reality “拡張現実”のARではなく、Arceusの最初の二文字ということなのでしょう。
英語版の表記を見なければなかなか気づけない事実、英語版をやっていて良かったと思える瞬間です。
USUM発売まで残り一週間、アニポケ1,000回と盛り上がってきています。
アニメではメモリの装備方法にちょっとした衝撃を受けましたが、SilvallyのUSUMやアニメでの活躍にも期待できそうです。
それでは、また来週、USUM発売の週もよろしくお願いします!