Magearnaの名前の由来・設定考察
365回、毎日1件だとしたら丸1年になりますね
Magearna
Pokemon Moon
“Its mechanized body is merely a vessel. Its true self is its Soul-Heart, an artificial soul.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第七世代で登場した幻のポケモン、マギアナです。
ボルケニオンと幻2枚看板で映画で登場し、次作で入手できる手段が開放された形になります。
優秀な複合である鋼/妖であり、技範囲が抑えられがちなフェアリーにしては多彩な攻撃技を持つため、競合する伝説ポケモンが強烈なことに目を瞑ればかなり優秀です。
フェアリー最強の威力を持つ専用技・フルールカノンも、敵味方問わず誰かが倒れると特攻が上がる特性・ソウルハートもどちらも高い性能を誇ります。
色違いは解禁されていませんが、『剣盾』時点での『HOME』全国図鑑を完成させることで、特別個体である500ねんまえのいろが入手できます。
名前の由来
Magearna (Artificial Pokemon)
Magica “ラテン語：魔法の(女性主格)” + Gear “歯車” + Machina “ラテン語：機械” と思われます。
古い製造年代を思わせる、ラテン語語彙が特徴的です。
魔法と機械という特徴を両方盛り込んでいるのもうまいですね。
magica は女性形で、男性形は magicus です。
元々はギリシア語からの借用語のようなので、実際にはさらに古い語彙となります。
『魔法少女まどか☆マギカ』のタイトルに併記されている puella magi の magi は magus の属格なので、微妙に違う語彙が複数あるようです。
puella も magi も単数なので、個人のことを表しているタイトルのようですね。
図鑑説明と設定
“Its mechanized body is merely a vessel. Its true self is its Soul-Heart, an artificial soul.”
“機械仕掛けの体は器でしかない。真の個は、造られた魂であるソウルハートだ。”
ポリゴン (Virtual Pokemon)、タイプ：ヌル (Synthetic Pokemon) を抑えての Artificial Pokemon です。
人形の胸部分に露出している赤と青の部分がソウルハートです。
映画での描写によればこの部分は取り外すことができ、外すと人形は動かなくなります。
Soul-Heart は特有の複合語として扱われているらしく、特性名としてもハイフン込みで表記されます。
Magearna (Original Color)
Pokemon Moon
“This gorgeous Magearna looks as it did at the time of its invention. Its luxurious decoration pleased the king’s daughter.”
“この華やかなマギアナは開発された頃の外見をしている。豪華な装飾は王の娘を喜ばせた。”
金と赤で塗装されたかつての姿です。
色違いではなく別の姿という扱いで、図鑑も固有の説明文を持ちます。
マギアナ自体のゲーム登場は『SM』ですが、『XY』の設定をいくつか引き継いでいることが仄めかされています。
具体的な場所は明示されていないものの王家への献上品であること、ある科学者によって作られたことが記録されています。
また、片手を花の形に変化させて撃つ専用技のフルールカノンは小型化した『XY』の最終兵器と言える描写であり、名称もカロスに対応するフランス語です。
(本編での描写が見つからず映画の設定かもしれませんが)ソウルハートはポケモンの生命力からできているらしく、これも関連性を感じさせます。
ソウルハートのデザインも本体のデザインからやや浮いて赤と青であり、『XY』の色です。
もしかすると「Z」での登場を想定されていたポケモンだったのかもしれません。
この意味で、『LEGENDS: ZA』での掘り下げがある可能性が高いような気がしています。
さて、今週のポケモンはマギアナでした。
7日に一回の更新で365回ということは、ほぼ7年やっているということですね。
古い情報が複数載っているので内容の整理・更新もしないとですね。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
